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第47回TEABOA輪読会 ぷちレポート

参加者:りく、たろ、しとみん、いまづん、との、きよみん
発表者:りく
査読者:きよみん

範囲:Pp.632-637 生活史戦略的視点から見た幼形成熟
Paedomorphosis as a Life-History Strategy
日時:10月19日(水) 22時~

今回は、初発表のりくさん(トウホクサンショウウオ)、初参加のとのさん(トウダル・ダルマ)、お二方のニックネームが決定しましたよ~。
途中参加でいまづんさんの音声不調も、諦めずに頑張っていただき(笑)ちゃんとつながりましたね!良かったです。
りくさんの質疑に対する受け答えの上手さのお蔭で、たくさん議論ができました。
発表の仕方や質疑応答など、見習うべきところがたくさんあり、勉強になりました。ありがとうございます!


〈ディスカッション要旨〉
・有尾類の成体と幼生の違い:肺呼吸と鰓呼吸

・頭骨の形(成体は丸く、幼生はサクマドロップ型/笑。鰓の穴が閉じることで形が変わる)

・食性は変わらず肉食

・幼形成熟は両棲類以外に知られているか?:
おそらく魚類、昆虫類(ガの仲間→幼虫のまま成熟・ホタル→メスは幼虫の形のまま)

・幼形成熟の条件で考えられるものとは?:
低温→甲状腺ホルモンが作られず、変態による上陸ができない。
水位の減少→干上がる頻度によって、幼形成熟の割合が変わることもある。

・幼形成熟とアルビノに関係はあるか?:変態に失敗したイモリにアルビノが多いが…。
幼形成熟する個体のほとんどがアルビノとは限らない。
アルビノになる比率が高い種で、幼形成熟するものが多い。

・幼形成熟で有名なウーパールーパーが、たまに変態する条件とは?:ホルモン処理や水位を徐々に下げること。

・ウーパールーパーの鰓が小さくなるのはなぜ?:溶存酸素量が少ないため→鰓呼吸から腸呼吸にシフト(ちなみに、ドジョウも腸呼吸する)

・幼形成熟は、条件次第で変化する性質(表現型可塑性)か?遺伝子によって決定されている性質(遺伝的差異)か?:
今回の範囲で言うと、両方がはたらいているといえる。

2011年11月18日



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